INTERVIEW

[CES2022] リアル会場参加レポート

グローバルイベントの中で世界最大、コンシューマーエレクトロニクスの祭典、CES。インテリジェントオートメーション(自動化)、メタバースの進化が大きな二つのテーマとして主催者より発表されています。米国Vueloo本社から岩瀬昌美が参加しました。今回は日本から渡航制限により参加を取りやめた方が多いと思います。そんな皆様に今年のCES会場の様子をお届けします。

Speaker Profile

岩瀬 昌美

Vueloo inc. / COO & CMO
米国在住30年。AT&T,KOZMO.COMなどでマルチカルチュラルマーケティングに携わり、2002年に広告代理店 MIW Marketing & Consulting Group , Inc.をLos Angelesで設立し、2012年より米国にて子ども向けクッキングクラスや記事の執筆で食育プロジェクトを推進。2017年日本経済新聞出版社よりできるアメリカ人11の「仕事の習慣」を出版
2019年Vueloo, Inc. COO/CMO就任。近年は本業のマーケティングの講演に加え、働く女性のキャリアアップに関わる講演活動も多数。2児の母。
CES 2022 まとめ
開催概要
日程:2022年1月5日-8日
開催地:ラスベガス
参加者数:45,000人(対面)※米国外参加者比率30%
出展企業数:2,300社(うちスタートアップ800社)
メディア:1,800
会場:室内外計11会場
参加国数:119ヵ国



勢いを増す韓国勢
K-Popだけじゃない!K-財閥グループからK-スタートアップも
韓国企業が目立っていました。

こちらは、韓国の肌診断システムを提供しているLululabという企業。AI美容技術を搭載したスマートミラーハブで、ユーザーのパーソナルデータに基づき、化粧品やホームケアデバイスなどを推奨し、パーソナルスキンケアアシスタントとして機能するというもの。
私も、よく化粧品ブランドで肌診断をしてもらっていましたが、その時は肌に直接機械を当てないといけませんでした。それにより、コロナ禍ではやってもらえないという状況でした。このデバイスはコンタクトレスでできて、肌の状態もかなり詳細に教えてくれます。化粧品売り場を主な導入先ターゲットとしているようです。



もうひとつ、韓国のスタートアップをご紹介。Asleep.というA.I.搭載の睡眠アシスタントサービス。同社は、韓国のスタートアップとしては初となる、アマゾンのアレクサチームの一環として参加していました。COOにインタビューしましたが、まだ起業から1年半とのこと。アメリカ本土でのサービス展開は現時点ではされていないそうですが、今後視野に入れているようです。







スタートアップだけではありません。こちらは韓国の石油精製業や通信事業を行う財閥SKグループの大型ブース。「Green Forest Pavilion」と名付けられたサステイナビリティをテーマにしたブースでは、4つのテーマに分かれて同社が展開するクリーンエナジーの施策や商品を紹介。連日、参加者で賑わっていました。





こちらも賑わっていました。ロッテのバーチュアル ショッピング、バーチャル コンサートが体験できるブース。
展示会は、参加者が実際にデバイスやサービスを体験できるところがやはり盛り上がりをみせていました。
Duty Free(免税)のバーチャル ショッピングは、海外に行けない人には嬉しいオプションかもしれませんね。







Writer's Comments

CESの今年の隠れた主役は韓国勢の台頭とコロナとの共存。入り口ではこのコロナ簡易キットを無料で入場バッジと一緒に配布されていました。
バナーやポスターもBTSが至る所にありました。日本企業も出展や協賛をしていましたが、韓国の勢いに押されているような印象でした。来年はコロナも明けて、日本企業がたくさん出展できると良いですね。

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