INTERVIEW

世界最大級のテックイベントとは? ウェブサミット2020参加者インタビュー: I'm beside you

2020年12月2日-4日に開催された、世界最大級のテックイベント「Web Summit 2020」今年は初のフルオンライン開催となりました。世界160ヵ国以上から10万人が集まった今回のイベント。日本からの参加はまだ数百名程。今回は、スタートアップの登竜門と言われるウェブサミットに参加した企業をインタビューしました。

今回インタビューしたのは、「社会全体を学びの場に」をビジョンとして掲げるI’m beside youの神谷社長とCSOの安藤氏。NTT DATAに務めていた3人が作った会社。2020年に設立したばかりの会社ですが、すでにインドへのグローバル展開を進めています。そんな同社のお二方にウェブサミットでの体験談を伺いました。

Speaker Profile

神谷 渉三/安藤高太朗

I'm beside you.
神谷 渉三
代表取締役
神戸大学経済学部卒。
NTTGroupにて新規事業やDX推進、通信事業者にてM&Aやアライアンスに従事。
Nei-Kid Founderとして経済産業省「始動」2017SV選抜、 2018優秀賞受賞
小中高生向けオンライン起業家教育 TimeLeap Academy創業メンバー
大企業挑戦者支援プログラム 「CHANGE」メンター

安藤高太朗
CSO
九州大学大学院理学府卒。
大手SIerにてメディア業界を中心に動画とAIを用いたサービス開発に従事。各種AIを比較検証し最適な結果を組み合わせるハイブリッドAIの開発プロジェクトを担当。
SaaSビジネスにも深い造詣を持つシステムアーキテクト。
Scrum Product Owner

まずは、御社のサービスを教えてください。
(神谷氏)社会全体を学校にするという人生のビジョンに掲げています。長年、子供向け教育に携わってきました。仁禮彩香氏と一緒につくった、小中高生向けのオンライン起業家教育サービス「Time Leap Academy」などを通し多くの子供たちによりよい学びを届けようとしてきました。しかし、同時に届けられる子供達は数が限られてしまうというジレンマがありました。子供達が自己実現したくても、出る釘は打たれるという風潮により自己実現できないという社会構造そのものを変えたいと強く思うようになり、すべての人に一人一人の個性にあったモノサシを創り届けたい、という思いからI’m beside youを起業しました。
当社が行っているのは、コロナでオンラインコミュニケーションが増える中、相手の表情や感情がうまく伝わらず、円滑なコミュニケーションがとりにくいという課題を、オンラインの方が一人一人に寄り添ったコミュニケーションができるようにする、という、コロナ時代のペインをゲインに変えるビジネスをしています。具体的には、オンラインコミュニケーションから得た動画データを解析をして、そこから個々をより深く理解できるようなサービスを提供しています。
今回初参加だったというウェブサミットですが、参加されていかがでしたか?
(安藤氏)全体的にとてもポジティブなイベントだなと思いました。今年はオンライン開催でしたが、熱気と人々のウェブサミットに対する思いがとてもよく伝わるイベントでした。何が良かったかと言いますと、他のオンラインイベントですと、多くはそのイベントの場のことしか考えておらず、前と後の事はあんまり重視されていないなと感じることが多くありました。ウェブサミットの場合には、事前にアプリが展開されていて、情報を入れたり、他の参加者とのネットワークを事前に開始することができます。参加者の検索やリサーチは事前に終え、当日はインタラクティブにコミュニケーションをとることにフォーカスできる、またそれによって他の参加者との相乗効果でよりよいコミュニケーションをとることができる仕組みがうまくできていると感じました。イベントの前、会期中、会期後の体験がうまく仕組み化されていることによって、ただブースに来て話すだけではないという体験の設計が素晴らしいなと思いました。
また、ウェブサミットではセッションがいくつかに分かれているのですが、セッションごとに掲示板のようなものが設置されていて、そこで参加者同士が質問したり意見をいうことができます。個人的には面白い体験でした。我々は、教育向けに事業展開してるので、教育向けのセッション参加することが多くありましたが、その際に質問を投げるとたくさんの人が反応してくれて、世界にも同じ課題があるのかといったことを実感できました。
オンラインイベントが増えています。オンラインイベントに参加する際のポイントはありますか?
(安藤氏)目的に対して効果/無駄なことをしないということを気にかけています。例えば、イベントに参加する際、皆さん様々な目的があって参加すると思います。投資目的、視察など。弊社のようなどういう反応があるのかというテストマーケティング的に使う方もいると思います。なので、参加者リストを片っ端からあたるというよりは、きちんと相手のことを調べたり、聞きたい情報だけをリクエストする、こちらもご提供するっていうところを意識するようにしています。
今後の展望について教えてください。
世界中にもちろん広げていきたいですが、まずはインドから展開していきたいと思っています。インドは、ITに対して抵抗感がないというカルチャーがあります。地域ごとにフラグメンテーションされているんですけれども、ITやテクノロジーに関してはどの世代も抵抗があまりないという点と、インドは今後アジアで一番人口が多くなると言われていますので、まずはここからグローバル展開をしていこうと考えています。技術面では、中国に優秀なエンジニアがたくさんいて、研究開発が進んでいるので中国からもいいところを学びながらインドに展開していきたいと思っています。

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Writer's Comments

社会全体を学びの場にという信念にとても共感しました。昨年設立したばかりの同社ですが、設立してからスピード感、初期からグローバルを見据えるという方針も素晴らしいと思います。神谷さんも安藤さんもとても熱心な方で今後の同社の活躍が楽しみです!

Interviewer Profile

満木夏子

Pivot Tokyo
Pivot Tokyo 主催。日本からグローバルに挑戦する人を増やすため、GKCorsという英語の幼児教室も運営している。世界最大級のテクノロジーカンファレンス、ウェブサミット日本事務局のレプレゼンタティブも務める。

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