INTERVIEW

「日本から世界へ」を実現するスタートアップ

「日本から世界へ」
これを実現しようと思っている企業はたくさんいるかと思います。
実際、海外に出て現地でベースを作る日本のスタートアップはどれくらいいるでしょうか。
今回は、日本で起業しイギリス政府よりバックアップを受け、イギリスに拠点をもつQufooitのファウンダー兼CEOの池田さんにお話を伺いました。

スピーカープロフィール

池田和生

Qufooit Japan, Founder/CEO
ウェブ広告会社2社にて新規サービスの責任者として新規広告サービス開発に従事し、広告サービスを3つ立ち上げる。独立後は、株式会社karakuri(2020年5月よりQufooit Japan株式会社へ社名変更)を設立し、Webサービス会社・ウェブ広告サービス会社にてコンサル業と広告代理業を行いながら、新規サービスの開発を行っている。
“Pivot Your Business: Opportunity”
日本から世界へとビジネスを拡大するきっかけとは
グローバル展開をしている企業が海外展開をすることになったきっかけとは。予想もしない偶然の出会いである場合もあるでしょうし、積極的にきっかけを探した結果であることもあるでしょう。Qufooitさんの場合には、海外イベントだったそうです。
「きっかけはウェブサミット(※1) というテクノロジーカンファレンスでした。海外で通用するのかどうかという不安はありましたが、実際に参加してみたら予想以上に自社のサービスが好評ということがわかりました。そこでイケるかも!と思っていたところ、イギリス政府からオファーをいただきました。その後、GEP(Global Entrepreneur Program)という起業家をサポートするプログラムの審査も通過し海外展開の一歩を踏み出しました。GEPでは、ビジネスパートナーを探してくれたり、ビザの発行をサポートしてくれます。」

※1:ウェブサミットとは、ポルトガルのリスボンで開催される世界最大級のテクノロジーカンファレンス。毎年世界から7万人が参加しています。スタートアップは審査制で、英語インタビューなどの課題をクリアした企業のみが出展できます。
“Pivot Your Business: Agility”
この状況下でのグローバル展開の壁
今年は、新型コロナウイルスの影響もあり多くのビジネスが影響を受けています。特に人の移動に関しては制限が多く、Qufooitさんのように海外に拠点を移して展開していこうと計画していた企業は柔軟な対応を余儀なくされました。
「本当は2020年3月に現地に入って現地の企業とテストマーケティングをする予定でしたが、この状況で難しくなりました。現在は、日本をベースにデータの裏付け資料など海外企業から多く受けていた問い合わせに対応している状況です。」
海外展開をあきらめるのではなく、目の前にあるできることに向き合い前に進んでいく。当たり前のことですが、スタートアップには特に必要な要素ではないでしょうか。ピンチをチャンスに。
“Pivot Your Business: First Step”
日本からグローバルに挑戦したいスタートアップへ
日本にいると、日本のことを熟知しているように思いがちですが、外に出て気づく日本のこともあるのではないでしょうか。Qufooitさんも海外に出たことで自社のサービスの評価が高いという気づきがありました。海外=優れている、とは限りません。実際に自分で足を運び、自分の目で見て体験してみることで新しいビジネスチャンスに気が付くこともあるかもしれません。
「これまで日本しか見ていなかったので不安要素の方が多かったですが、、実際ウェブサミットなどに参加してみてわかったのは我々が驚く程の反響がありました。怖がらず、ぜひチャレンジしてほしいと思います。」

インタビュー動画

あとがき

出会ったときから本当にエネルギッシュな池田さん。ウェブサミットへの参加も即決でしたし、そこから1年もたたずしてイギリスに拠点をつくるとご連絡いただきました。ビビらないでやってみる、というガッツのある方でいつも熱く粘り強く夢に向かって進んでいらっしゃる方です。こういうスタートアップがもっと増えるといいなと思います。

インタビュアープロフィール

満木 夏子

Pivot Tokyo
Pivot Tokyo 主催。日本からグローバルに挑戦する人を増やすため、GKCorsという英語の幼児教室も運営している。

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