INTERVIEW

地方移住:イセオサム@御代田で働くプロデューサー インタビュー

コロナ禍でこれからの生き方、働き方を改めて考えた人は多いのではないでしょうか。
東京、ニューヨークなどの大都市はメリットもある一方で、こうしたパンデミックの際にはそれがリスクにもなりえます。
そんな中、東京から長野県軽井沢へ移住した方がいらっしゃいます。今回は地方移住についてイセオサムさんにお話を伺いました。

スピーカープロフィール

イセオサム

「あそぶようにはたらく」PLAY株式会社代表取締役。『写真で一言ボケて(bokete)』、マンガクチコミアプリ『ヨモ』など、好きな人とサービスをプロデュースしてます。【これまで】日テレ→opt→HALO創業/狩猟社COO→PLAY/オモロキ/Roadie。長野県御代田町在住。https://twitter.com/ossam
Pivot Your Lifestyle : Change the Environment
長野へ移住したと伺いました。どういう経緯で移住に至ったのか。また、なぜ長野だったのかいうところを教えてください。
移住の理由は結構ファジーなんですけれど、東京都以外であればどこでもよかったのはあります。2年ぐらい色んな所を回って、フィットするところがいいなと思っていたところ、たまたま軽井沢に行く機会があり、ちょうどピンと来たので、そこから家探しを始めました。

引越たのは、今年(2020年)4月1日です。ちょうど緊急事態宣言が出る一週間前でした。移住自体は昨年の秋ごろには決めていたんですけれど、たまたまこういう事態になって強制的に全員リモートワークになったという状況です。

この状況下で、現状とこれからのライフスタイルを考える方が多いと思います。これまで様々な働き方をしていらしたイセさんが考えていることってどんなことですか。
仕事をしているといろんなフェーズに分かれると思います。僕は今37歳なんですけれど、このまま東京で15年ぐらい働いた後、その延長線上に自分の人生があると思えなかったんですね。そこでちょっと空気を変えようかなと思ったんです。というのも、これまでの東京の価値観って非常に強い資本主義な考えだったり、とにかく上を目指すっていう考え方が主流でした。残りの50年、70年の人生を歩むというのは少し違うかなと思い、別の道を探したというのが移住の大きな理由でもあります。僕はだいたい2年から4年ぐらいのスパンで生活を考えることが多いんですけれども、まずはちょっと移ってトライしてみようっていうのが今回の実験です。
Pivot Your Lifestyle : How to Make a Change in Your Life
働き方のスタイルを変えるという時に何かポイントにしてることってありますか
僕の場合は、常に自分の理想とする環境に身を置くという軸があります。例えば、僕は満員電車には乗らないと学生時代から決めていました。そこから仕事選び、 働く場所などに制限をかけてやってました。時間に制限のないエンタメ業界を選ぶなど。会社を始めてからは、自転車で行ける圏内で7 km 以内の間に住み、基本的には自転車で移動できるような環境作りをしていました。今回の移住も、なるべく自分が快適な環境に身を置くというのを重視して選びました。
ライフスタイルを変えるのはなかなか難しいと思います。これから変えたいと思ったときにここから考えると良い、といったことはありますか
起業、移住、転職などいろんな選択肢があると思うんですけど、考えすぎてしまう人って大体やらないですよね(笑)考えれば考えるほど変わることのデメリットがが多く見えてしまうので、まずは直感で決めてしまってそこから逆算で考えていくといった具合です。まずは先に決めてしまった方がいいと思います。
Pivot Your Lifestyle : Not to Expect, but Embrace the Change
実際に移住されて、想定内だったこと、逆に想定外、課題だなと思うところはありますか。
実は、あまりイメージを持たないで行ったんです。どういうところだろうという興味だけを持っていきました。なので、そういった意味ではあまりギャップはなかったように思います。軽井沢なので、4月でもマイナスになったりしますし、東京と比べめちゃめちゃ寒い!という違いははあります。新しいことをするときには、あまり固定したイメージを持たずにそのまま受け入れることを意識しています。今回選んだ場所は、コンビニやスーパーは徒歩10分圏内にあります。駅は遠いですが、さほど使わないのであまり不自由はしていません。しいて言えば、ご飯やさんですかね。おいしい飲み屋さんとかは近くにあまりないので、そのスタイルの変化は大きかったと思います。
移住してプラスになったことはありますか
仕事量増えています。移動時間がほぼゼロになったので、打ち合わせとか作業時間などの隙間が全部なくなり、2割ぐらい効率化されたんではないかなと思っています。オンラインって注意が吸われるのと、休憩時間を取らなくなってしまうので、そのマネジメントが難しいかもしれないですね。
このタイミングで多くの会社がリモートワークに対応してくれたのでありがたいなと思っています。 大企業などこれまでリモートワークをしていなかったところが対応を始めています。僕がアドバイザーを務める大きな会社もう、ビデオでOKになりました。そこはかなり文明を進めたのではないかなと思っています。
Pivot Your Lifestyle : Is Change a New Adventure or Risk?
いろんな企業を見るなかで、働き方やビジネスの方針を変えた企業はどんな取り組みをされていますか。
強制的に変わらざるを得ないという会社は多いと思います。僕は自分ではアプリやインターネットの仕事をしてるんですけれど、アドバイス先にはインターネットが得意でないレガシー企業も多く、インターネットを駆使してどうやって企業の業績を伸ばしていくかという相談が多いです。例えば、テレビ局だったり。テレビ局の場合、スタジオでの撮影が出来なくなっていて、ではどうやって遠隔でスタジオなしで収録するのか、といった知恵を絞らざる得なくなっていて、それが面白い企画につながっています。
エンタメ業界のご経験もあるイセさんからみる、エンタメ業界の現状と今後について教えてください。
クリエイターのなかにも、これを新しいものを得るための機会ととるのか、失うものと思うのでは大きな違いがあると思います。僕がいいなと思うクリエイターの方は、頭を使ってどういう風に番組を作ろうかと模索しています。これまでの収録の方法を変えられるチャンスだから、どうやって実験しようか常に新しいもので楽しもうとしています。そこから面白い企画が生まれてくるので、そういう人がチャンスをつかむ時代なると思ってます。

インタビュー動画

あとがき

「リスクを何と考えるかによると思います。僕はつまらないことがめちゃめちゃリスクです」この一言がとても印象に残っています。2拠点ではなく、移住という選択はなかなか容易なことではないと思います。それを楽しそうにお話するイセさんは、常に新しい変化を求め、外的変化にポジティブに対応していく姿勢をお持ちで、これからの変化の時代を生き抜くにはこういったマインドセットが重要視されていくのではと思いました。

インタビュアープロフィール

満木夏子

Pivot Tokyo
Pivot Tokyo 主催。日本からグローバルに挑戦する人を増やすため、GKCorsという英語の幼児教室も運営している。世界最大級のテクノロジーカンファレンス、ウェブサミット日本事務局のレプレゼンタティブも務める。

コロナ禍でこれからの生き方、働き方を改めて考えた人は多いのではないでしょうか。
東京、ニューヨークなどの大都市はメリットもある一方で、こうしたパンデミックの際にはそれがリスクにもなりえます。
そんな中、東京から長野県軽井沢へ移住した方がいらっしゃいます。今回は地方移住についてイセオサムさんにお話を伺いました。

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