これまで「日本から世界へ」を目指す企業を紹介してきましたが、今回も日本ベースでGoogleを越えるという野望をもつベンチャーがあります。その名もEAGLYS。企業に眠るデータ資産の安全なデータ分析・AI構築・運用をフルサポートするサービスを提供しています。今回は、昨年ウェブサミット参加をきっかけにお会いした丸山さんとMichal さんにお話を伺いました。

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スピーカープロフィール
Yusuke Maruyama / Michal Kiezik
Co-founder, CSO / Global Director
世界最大級のテックカンファレンス「ウェブサミット」へ参加して
- 昨年、ウェブサミットに出展されていましたが、その目的と得たものを教えてください。
- Michal氏「ウェブサミットへは、海外展開のための視察、主にヨーロッパの市場調査をかねて参加しました。ヨーロッパは我々にとっても相性がいいと考えています。GDPRなどの規制がある中で我々の提供するサービスが求められていると感じます。
ウェブサミットへ参加を検討している方は、2名以上での参加をオススメします。僕らのブースのエリアにも1人で参加している企業がいましたが、ブース運営とネットワーキングの両立は大変そうでした。僕らは2名で参加したので、それは良かったなと思っています。」
丸山氏「外国で会うから仲良くなれる日本人、というのもある。実際にウェブサミットで出会った日本の大企業の方からお仕事をいただいたりすることもできました。英語話せる要員と現地での日本人ネットワーキングができるという2名体制でいくと有意義に過ごせるのではと思います」
日本から世界への壁。海外進出への思い
- 日本から世界への拡大を図る際の障壁は?
- Michal氏「まずは、コミュニケーションかなと思います。地理的に同じ場所をベースとしていれば、コミュニケーションも円滑に進むことが多いですし、対面でのミーティングもしやすいです。しかし、遠方とのやり取りとなると時差の関係でメールでさえもテンポよくできないということがあります。もうひとつは、海外には日本にはないような様々なスタートアップ支援プログラムがありますが、多くは納税地がEUであることや登記が自国内であることが多いので、なかなか参加できないということもあります。」
丸山氏「弊社のCEOも海外展開はやりたいといっているので、ぜひ実現させたいと思っています。そのために、これまでウェブサミットや他の海外イベントにも積極的に参加してきたり、海外企業とも密にコミュニケーションをとってきました。コロナの影響でどうなるかわかりませんが、今後もぜひ海外進出にむけて動いていきたいと思っています。」
インタビュー動画
あとがき
昨年、ウェブサミットをきっかけにお会いしたおふたり。とても気さくな方々で、このフットワークの軽さがグローバル展開に活かされるのだろうなと感じました。印象に残っているのは、丸山さんの「目指せグーグルと思っているので、日本だけでなく世界には出ていきたい」今の日本で本気でグーグルと肩を並べようと思っている企業がどれだけいるかと思うと、この気持ちをもってやっていらっしゃるだけでも日本にとって貴重な存在なのではと思いました。数年後、ウェブサミットで大きく出展していたりするかもしれませんね!
インタビュアープロフィール

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満木夏子
Pivot Tokyo - Pivot Tokyo 主催。日本からグローバルに挑戦する人を増やすため、GKCorsという英語の幼児教室も運営している。