INTERVIEW

日本の女性起業家コミュニティを育成するStartup Lady

世界と比べいまだ伸びない日本の女性管理職。活動を支援する団体や企業はどれほどあるでしょうか。今回は、数少ない女性起業家のグローバルなコミュニティ、Startup Ladyを立ち上げたMoekoさんにお話を伺いました。自身もIT系企業の女性社長でいらっしゃるMoekoさんが思う日本の女性起業家の現状について伺いました。

スピーカープロフィール

Moeko Suzuki

Startup Lady
高校時代ロンドンに住み、アメリカの大学を2010年に卒業。海外市場開拓コンサル会社で働いたのち、株式会社テイラーイノベーションズを設立。海外進出支援事業と、IoT事業を行う。その後、グローバル女性起業家のコミュニティである一般社団法人Startup Lady協会を設立。現在文化も背景も違う4名の理事、50名の関係者、52カ国、1000名の会員を抱えるコミュニティに成長させた。
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Startup Lady を設立した背景
Startup Ladyは2015年に設立しました。その当時は、IT分野での女性の起業家が非常に少ない1台だったんですね。そもそも女性起業家が少なく、日本での認知もあまりなかった
時代です。その当時に、IT 関連の企業の社長からメンターになってくれと誘われたのですが、そこで後にCo-Founderとなるエイミーに出会いました。彼女は、 VR でやる会社を作ることに取り組んでいたのですが、私もITに関わっていたのでお互いIT周りの話をしているうちに、女性が活動しにくい現状があるよねっていう話になりました。それだったら女性達が制約されてるんだっていう情報をまず広げて、さらにそういう人たちが集まれる場所を作っていきましょうということになり、スタートアップレディを発足させました。
私たちの目標は、女性の方達が一段階上のレベルに行けるようなものを提供することです。それが実現しときには、男女の差がなくなると思っています。ジェンダーレス、また、私達のコミュニティにはグローバルの方々がたくさん所属しているので、ボーダーレスという社会にできたらと思い活動しています。
海外のカンファレンスにもよく参加されていらっしゃいますが、海外の女性起業家と日本の違いはどんなことですか。

スリランカ人の女性がいるのですが、その方はアメリカや世界各国で展開されている女性起業家経営者が所属している団体のスリランカのリーダーを務めていらっしゃいます。その方を見ていても、グローバル連携をよく測られてるなと思います。海外のコミュニティでは、リーダーシップ研修であったり、女性の研修だったりなどを行う際に、グローバルやオンライン連携がすごくうまいんですね。日本国内のコミュニティでは、グローバル連携っていうのもあまりんしている印象を受けないです。国際連携、オンライン活用というところはまだまだ弱い印象を受けたので、例えば明日海外で何か取引をしましょうってなった時にこの方達は一体どうやってやるんだろうってという疑問点はあります。国内でやることで皆さんと安心して取引ができるという強みもあります。お互いが文化もわかっている状態で、お金なんかのトラブルもないという安心感があります。その反面、いざ海外に出て何かやって行こうという際に、リーダーシップが取れて、オンラインのコミュニケーションが上手で、グローバルに対応できる方々と(日本国内に特化している方は)今後どのようにして取引していくのだろうかと思った時に、海外の方は日本へは入っていきにくいのではないかなと思っています。これは言語だけの問題ではないと思うんです。文化とか慣習とかあとはオンラインのやり方ですとかそういったところで障壁がでてくると思います。なのでそういったところにもうちょっと突っ込んで行けると、日本の方々の技術も評価されますし、グローバルからみてもやりやすい環境になっていくんじゃないかなと思います。
Startrup Ladyにはたくさんの女性起業家、活動家がいらっしゃいますが、この状況下で皆さんが抱えている問題、また具体的にどんな取り組みをされていらっしゃいますか?
経営者の方は、この状況下でもめげずに知恵を絞っているなという印象があります。例えば飲食業界は、物凄く売り上げが落ちていると分野であると皆さん認識してると思うんですけれども、中にはオンライン販売を強化しかつ単調なオンライン販売にならないようにものすごい工夫をされています。とあるレストランの話ですが、そこでは形が崩れない状態、レストランと同じ状態で商品を届けるデリバリーを始めた方がいらっしゃいます。このお店では、売り上げが店舗販売よりも伸びたと聞いています。すごい前向きな方々が多くいらっしゃって、オンライン販売にして上手く行くのであれば、オンライン販売に移行できるところはどこだろうと考え、プラスになる部分というのをきちんと評価した上でそれじゃあオンラインで販売してみよう、オンラインの波に乗って見ようという動きをされています。こういった前向きな姿勢、周辺の環境に即時に対応できるところはもしかしたら女性ならではの特技なのではないかなと思いました。

インタビュー動画

あとがき

ご自身もIT系企業の社長であるMoekoさん。そんなMoekoさんだからこそ本当に女性起業家の方々が必要なものを提供できるのではと思います。イベントにお邪魔したことがありますが、グローバルな環境で参加していらっしゃる女性の方もパワフルな方が多く元気をもらえるコミュニティです。私が関わっているウェブサミットも女性イニシアティブのプログラムがありますが、世界ではこれが普通なのに日本ではなかなか進まない。女性だけ、男性だけでなく皆で一緒に考えることも大切かもしれないですね。

インタビュアープロフィール

Natsuko Mitsugi

Pivot Tokyo
Pivot Tokyo 主催。日本からグローバルに挑戦する人を増やすため、GKCorsという英語の幼児教室も運営している。世界最大級のテクノロジーカンファレンス、ウェブサミット日本事務局のレプレゼンタティブも務める。

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