INTERVIEW

世界最大級のテックイベントとは? ウェブサミット2020参加者インタビュー: プラスマン

2020年12月2日-4日に開催された、世界最大級のテックイベント「Web Summit 2020」今年は初のフルオンライン開催となりました。世界160ヵ国以上から10万人が集まった今回のイベント。日本からの参加はまだ数百名程。今回は、スタートアップの登竜門と言われるウェブサミットに参加した企業をインタビューしました。

今回インタビューしたのは、肺の関心領域を表示する機能をもつ医療機器プログラム、肺結節表示AI「Plus.Lung.Nodule(プラスラングノジュール)」などを開発するプラスマン合同会社の中村氏。医療だけでなく、同社の強みである数理モデルに基づいたソフトウェアの力で様々な分野へ活用していきたいそうです。そんな同社のウェブサミット体験談を伺いました。

スピーカープロフィール

中村優介

プラスマン合同会社 業務執行社員
プラスマンにおいて、営業、マーケティング、薬事、財務・会計等を担当。プラスマン入社前は医療機器メーカー、製薬企業を主なクライアントとして、アクチュアリアルコンサルティングサービスを提供してきた。
まずは、御社のサービスを教えてください。
AI(人工知能)の医療機器を作っている会社です。具体的には、肺結節という肺がんの種みたいなものをCT画像の中で AI が自動で疾患を見つけるという製品を作っています。
もともとは、アクチュアリーの仕事に携わっていたメンバーが、医療の現場のデータ解析などの案件に関わっているうちに数理モデルを医療の現場に活用できるのではと考えるようになりました。その後、ご縁でお話した大学病院の先生からこういったAIがあればほしいというお話を聞いて開発することになりました。
今回初参加だったというウェブサミットですが、参加されていかがでしたか?
Web でコミュニケーションをとることに慣れていないこともあり難しいこともありましたが、結果的にはVCからお声がけいただきミーティングまでできたのは良い経験でした。
参加の目的は、日本に加えて、欧米のマーケットでも展開していきたいと思っているためです。日本の薬事法等の規制をクリアした後には、欧米でも同様に販売できるようにしていきたいと思っています。もうひとつの理由は、弊社は主に研究開発を中心になっており、メンバーも5人程と少ないので、パートナーシップを組んで製品を販売していきたいと考えています。ウェブサミットでは、パートナー候補の企業をアプリから検索してリストアップしました。そこからつながることができた企業に対して会社案内等をしていました。
御社の今後のビジネス展開と数理モデルの可能性についてお聞かせください。
日本企業として日本に貢献したいという思いもあるので、もちろん日本で製品を展開しますが、医療機器については日本だけでなく欧米でも展開しようと思っています。もちろん、ご縁があれば他の国でもぜひ展開したいです。ウェブサミットの際には、南米の方にお声かけいただきました。日米のみに限定しているわけではないので今後そういう機会があればぜひチャレンジしてみたいと思います。

医療分野においては、数理モデルを扱うことに慣れてる企業があまりいないというのが現状です。コンサルティングファームにいた時も、分析や数理モデルを使って何かするということが企業内でなかなかできないためにお手伝いさせて頂いてた経緯があります。そういう意味でいうと、自分たちの持ち味を活かして課題解決に貢献できるかなと思っています。アクチュアリーの発祥は保険ですが、それ以外の分野でも数理モデルを扱った製品・サービスは必要になってくるものだと思っています。 AI は医療のみではないので、今後可能性があればヘルスケア以外にも応用できればなと思っています

インタビュー動画

あとがき

数理モデルの可能性にワクワクしたインタビューでした。これまで既存のビジネスで使われていたものが他の業界にも活用できるという例はこれまでも数多くありますが、今後さらに多くの業界でデジタル化が加速するなか、既存のビジネスとテクノロジーをどう合わせていくのか。個人的にはお料理するような感覚で合わせ技をトライ&エラーしていくと、その先にとてもおいしい一皿が待っているのではと思いました。中村さん、ありがとうございました!youtu

インタビュアープロフィール

満木夏子

Pivot Tokyo
Pivot Tokyo 主催。世界最大級のテクノロジーカンファレンス、ウェブサミット日本事務局の代表を務める。日本からグローバルに挑戦する人を増やすため、GKCorsという英語の幼児教室も運営している。

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