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【アッセンダント・ジャパンシリーズ】コロナ禍で売上を伸ばした米国お花屋さんの話

コロナ禍で生花業界も大きな打撃を受けた。日本国内では特にイベントや行事の中止により売上が減っている。米国でも同じ状況ですが、そんな苦境で売上をむしろ伸ばした企業があります。1-800 flower.com という花屋で、日本で言うと日比谷花壇のような企業です。同社は、コロナ禍で売上を伸ばしています。その売り上げは、277Mドルから877Mドル。(Source )
仕掛け人は、3月のアッセンダント・ジャパンに登壇するアミット・シャー氏。

”スマート・ギフティング”を制するものは市場を制する

「SmartGift」これは、受け取った人がバーチャルでギフトを開けることができ、気に入らない商品があれば交換したり、自分の都合に合わせて配送の予約をしたりすることができるというサービス。

2008年からモバイルでのギフトショップ展開をしていた同社。「テクノロジー投資とデジタル革新の押し広げは、ユーザー体験の向上としてとても重要な要素である」とシャー氏は述べている。ブランドがどこにあるかを知らせるのではなく、顧客がどこにいるかを認識し、そこにブランド側が歩み寄っていくというスタンスをとっている。それを実現するには、テクノロジーは必要不可欠。SmartGiftの導入はその手法のひとつ。

他にも同社は、コロナのパンデミックに先立ち、カスタマージャーニーを強化するために多くのツールを導入した。オンラインの顧客がフラワーアレンジメントがその場でどのように見えるかをイメージできる 3D および拡張現実(AR)機能なども実装。さらに、Apple-Payを使用して設定されたデバイスでは、AR体験の中で花を注文することもできる。

さらに、Amazon Alexa、AndroidスマートフォンのGoogleアシスタント、スマートスピーカー「Google Home」、iPhoneのApple Inc.のビジネスチャット、サムスンのデジタルアシスタント「Bixby」などに音声対応機能を展開し、音声コマースの可能性を最大限に活用している。

未知の時代に備える:オフラインでの人の感情に注目

同社は、コロナを予測してデジタル強化してきたわけではないが、結果コロナ禍でベストパフォーマンスを記録することができた。シャー氏は、未開の時代備えるために、ギフトプラットフォームに積極投資してきたという。

同氏は、ロックダウン中人々は物理的な距離があってもどこかでつながりたい、共有したいという思いがあることに気付いたという。そこに目を付けた同氏は、誕生日、昇進といったお祝い事をきっかけに同社のサービスをいかに使ってもらうかを考えた。例えば、LinkedInで誰かが昇進しているのに気付いたら、その人の住所を必要とせずにギフトを送るといったことも可能だという。バーチャルな誕生日パーティーなど、これまで伝統的なお祝いであったものの風景を変えている中、例えばバーチャルのお祝いカードを無償で提供したり、ラッピングの仕方を顧客へレクチャーしたりと新しい時代に顧客が必要とするサービスをどんどん提供している。

アッセンダント・ジャパンでは”Scalability and The Learning Quotient”というタイトルのものと、企業のビジネス拡大と”LQ”について語る。”LQ”とは学習指数のことで、企業の学習能力はIQと同じように、測定可能なスキルであるというもの。成功するためのLQとは?ビジネス拡大を可視化するためにはどのようにしたらよいのか。

【アッセンダント・ジャパン】

米国のアッセンダント・ネットワークを前身とする招待制のエグゼクティブコミュニティ。2021年に日本に上陸。3月にローンチイベントを開催する。日本版には、企業のエグゼクティブ、次世代のエグゼクティブがメンバーとして在籍し、米国コミュニティとも連携をとりながら、企業と個人のグローバル対応力の強化、スキル向上を図る。

【3月ローンチイベントについて】

日程:2021年3月29日~
開催方法:オンライン
参加者:企業のエグゼクティブ、次世代エグゼクティブ候補者
テーマ:The Great Reset & The Acceleration
セッションカテゴリー:People & Organization/Career/Sustainability/Technology with Purpose/Global Challenge
登壇者やセッション詳細は公式サイトより御覧いただけます。
参加申し込みはこちら

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